額の形を見ると、その人の「思考回路」と「問題解決のやり方」がわかります。
【額】は「前頭葉(実行の脳)」を覆っている
「額」は遂行機能を司る「前頭葉」を覆う部分であり、その機能をどう使っているかが現れます。
「前頭葉」には主に以下の特徴と役割があります。
- 遂行機能
- 運動機能
- 言語中枢
- 精神活動(感情・判断力・創造など)
- 眼球の随意的共同運動
額を覆う筋肉
前頭葉を覆い、額を形成する筋肉【前頭筋】は、「眉毛を引き上げると同時に水平方向に額のシワを作る作用がある表情筋」です。
額の形と思考の特徴
額の形から思考回路(問題解決の仕方)の特徴が見えてきます。
形 | 特徴 | 説明 |
---|---|---|
丸くてふっくら(前に出ている) | ・想像力や独創性に富む ・融通の効かないシステムが嫌い | ふっくらと前に出た額の人は、固定観念に捉われない独創的な手段を自分で見つけ出したいと考える傾向があります。 |
後ろに傾斜している | ・記憶力が良く反応が速い ・エビデンスのある手段を好む | 記憶力が良く速やかな判断をしたいと思っているので、時間効率を考えて効果実証済みの手段を高く評価する傾向があります。過去の経験を正確に覚えており、新しい問題とも速やかに関連させ、比較的容易に解決できます。 |
まっすぐ(丸みも角度もない) | ・直線的思考 ・ステップバイステップで考える | プロセスの段階を追って直線的に考えるので物事を吸収するには時間がかかります。情報の提供速度が速すぎたり、順番が前後したり、即断や即実行を求められるなどプレッシャーがかかる環境では心を閉ざしてしまう可能性があります。情報処理に時間はかかりますが、その分、一度覚えたことは忘れません。 |