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非言語サインの読み方|表情・視線・動作の基本

人は言葉よりも多くの情報を、非言語で発しています。 表情、視線、姿勢、動作は、無意識の判断材料です。 この記事では、非言語サインの基本的な読み方を整理します。


まずは全体像|ボディトーク一覧表(ガイド)

※ 気になる動作を見つけたら、該当箇所だけ読んでも理解できる構成にしているのでクイックガイドとして参照してみてください。

体の部位・動作示しやすい心理
左手を隠す個人的・感情的なことを隠したい
右手を隠す仕事・外的立場に関する防御
指を組んで尖らせる支配・コントロールしたい
親指を握る不安・脅威を感じている
親指や手が硬直意見を曲げない・支配欲
頭頂部を掻く混乱・理解できていない
眉をこする疑い・不安
眉間を押す思い出そうとする/集中
目をこする精神的疲労・限界
鼻を触るプレッシャー・抑圧
こめかみに指思考過多・飽和状態
話を聞きながら口を覆う不信・批判的評価
話しながら口を覆う発言への恐れ・隠し事
顎を触る劣等感・不安定さ
喉を引っ張る自己表現への迷い
唇を引っ張る欲・利得への意識
顎下(ジョール)を触る魅力・価値への不安
耳の後ろをこする理解できていない不安
首の後ろをこする今は考えたくない
頬が赤くなる・下がる恥・屈辱
腕を組む防御・立場を守る
肩が落ちる責任過多
手を背中に回す距離を取りたい・隠したい
腰の下部ストレス
お尻失敗への恐れ
太もも能力不足への不安
危険・恐怖
ふくらはぎ自信喪失
自分らしさへの恐れ
左右差の補足:左=内面/個人的であり、右=外面/社会的である

Hands|手のしぐさに出る心理

左手を隠す

左側は「個人的・感情的領域」。
左手をポケットに入れるなどの動作は、
本音・人間関係・感情を守ろうとする反応です。

右手を隠す

右側は「社会的・外的役割」。
仕事や立場について、
言いたくない・守りたい何かがある可能性。

指を組んで尖らせる(スティープリング)

自信を演出したい、主導権を握りたい。
実際には内面の不安を覆い隠すために出ることも。

親指を握る

不安・脅威・恐怖。
子どもが指しゃぶりをするのと同じ、防御反応。

親指や手が硬直

意見を曲げない姿勢。
支配的・頑固な心理状態。


Face|顔に表れる無意識の反応

頭頂部を掻く

混乱。説明が理解できていないサイン。

眉をこする

疑念・心配・迷い。

眉間を押す

無理に思い出そうとしている。
集中・焦り。

目をこする

精神的疲労。
「もう限界」のサイン。

鼻を触る

圧迫感・コントロールされている感覚。

こめかみに指

思考過多。頭がいっぱい。


Mouth / Chin|口や顎に現れる表現と自己評価

口を覆いながら聞く

相手の話を疑っている。
批判的評価。

口を覆いながら話す

発言への恐れ。
本音を隠している可能性。

顎を触る

劣等感・自信の揺らぎ。

喉を引っ張る

自己表現への不安。

唇を引っ張る

利得・欲・計算。

顎下を触る

魅力や価値への不安。


Ears / Neck / Cheeks|耳・頬・首は理解と感情処理

耳の後ろをこする

理解できていない。
「もう一度説明してほしい」サイン。

首の後ろをこする

今は考えたくない。
回避反応。

頬が赤くなる・下がる

恥・屈辱・プライドへのダメージ。


Body|姿勢と下半身に出る心理

腕を組む

防御・自己保護。

肩が落ちる

責任過多・疲労。

手を背中に回す

距離を取りたい・触れられたくない。

腰の下部

慢性的ストレス。

お尻

失敗への恐れ。

太もも

能力不足への不安。

危険・恐怖。

ふくらはぎ

自信喪失。

「自分らしくあること」への恐れ。


まとめ|読む力は「当てる力」ではない

ボディトークは
相手を判断するための道具ではありませんが、相手の言語を話して摩擦を生まないための事前学習として有効です。

  • 気づくため
  • 誤解を減らすため
  • 自分の状態を知るため

一つの動作に意味を決めつけず、文脈・状況・重なりを見ていくことで、読み解く力の本質が育ちます。

表情を解剖学でも理解したいなら

表情は印象として読まれますが、
その土台には必ず身体的な構造があります。

表情筋の全体像については、こちらで整理しています。

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